フリーランスは会社に属さずフリーとして仕事をする人たちです。会社に属していないからこそ、いざというときに補償を受け難い存在でもあります。フリーランスは給与もないため、自分の仕事の受注状況や家庭事情がそのまま収入に直結するところが辛いもの。

今回の新型コロナは会社員だけでなく、フリーランスにも多大な影響を及ぼしています。そんなフリーランスへの救済として行われているのが、「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金」です。ニュースで「フリーランスに日額はなぜ会社員とこんなに違うのか」と議論にもなった、あの救済措置です。

3月18日にフリーランスを対象にした小学校休業等対応休業等対応支援金がスタートしました。小学校休業等対応休業等対応支援金は副業やフリーランスで生計を維持している人にとっておさえておきたい情報です。小学校休業等対応休業等対応支援金の概要や申請の条件、申し込み期間について解説します。

小学校休業等対応支援金の概要

小学校休業等対応支援金(新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金)は、新型コロナウイルスによってフリーランス(委託により個人で仕事をしている人)が影響を受けて仕事ができなかったときの救済措置的な制度です。仕事ができなかった場合に1日あたり4,100円の支援金を受け取ることができます。

テレビで発表されたときは、副業やフリーランスで生活を支えている人たちから「フリーランスにも支援があるのか、よかった」という感想が飛び出しました。しかし、小学校休業等対応支援金に関しては、条件を満たしたフリーランスのみの支給となっています。「フリーランスで仕事に影響が出た=支援金がもらえる」というわけではないということです。

支援金を受け取ることのできるフリーランスとは、どのような条件を満たしたフリーランスなのでしょうか。

小学校休業等対応支援金の申請条件

小学校休業等対応支援金を受け取ることのできるフリーランスは「子どもの世話で仕事ができなかったフリーランス」です。

お子さんのいるフリーランスが対象なので、お子さんのいないフリーランスが仕事で影響を受けても支援金を受け取ることはできません。また、「子どもの世話で仕事ができなかった」という条件の他に、下記の申請条件がります。

  • 令和2年2月27日~3月31日までに子どもの世話で仕事ができなかった保護者である
  • 子どもの世話を行った
  • 子どもとは新型コロナ対策として臨時休校した小学校の生徒のことである
  • 子どもの小学校臨時休校前に業務委託契約などを締結していた
  • 子どもの世話のために、契約の仕事を行えなかった
  • 雇用保険被保険者ではない
  • 労働者を使用する事業主ではない
  • 国家公務員または地方公務員ではない

申請条件の大枠はこのようになっています。

ニュースを少しだけチェックしていた人は、新型コロナの影響でフリーランスが受けた報酬に対する補償のように思ったかもしれません。実際は「子どものいる家庭のフリーランスが臨時休校などで受けることになった仕事への影響を考慮して支援」という感じです。

フリーランスの中でも「未婚で子どもはいない。しかし、新型コロナの影響で仕事(音楽会など)ができなくなり、収入に影響を受けた」という人などは、確かに影響を受けていますが、子どもの世話での影響ではないため、ダメということになります。

フリーランスすべてを対象にしているわけではないので、多くのフリーランスが「我が家は仕事(収入)に影響があったけど、支援金を受け取れない」となってしまうかもしれません。

フリーランスの中にはいろいろな業態の人がおり、フリーランスという言葉も広い意味で使われています。フリーランスの中には、仕事の仕方や業態により、支援金の対象外になる人も多いかもしれませんね。

保護者・子ども・契約について

保護者や子ども、契約については、さらに細かな条件が定められています。

保護者とは親権者だけでなく、未成年後見人などの現に子どもを監護する人を指します。急な休校で子どもの世話を一時的に行う親族なども、この保護者の枠に含まれるのです。保護者とは、つまり「急な休校で子どもを現に面倒みることになった人」という意味になります。

子どもについては、新型コロナウイルスで休校になった小学校に通う子どものことですが、「風邪症状など、感染した恐れのある」小学校に通う子供も含まれます。小学校は児童クラブなど、明確に小学校という名称が含まれる施設以外も含まれることに。なお、子どもが学校を休んでも、親の判断で休ませた場合は対象にならない点に注意が必要です。

フリーランスの契約についても条件があります。たとえば、成果物によって報酬が算定されるもの。業務遂行の日時が指定されている仕事などが制度の対象になる仕事の一例です。フリーランスとして仕事をしていて子どもがいれば即座に支援金を受け取れるわけでもありません。契約書などで仕事が指示されているか等、チェックされることになります。

厚生労働省で申請条件などについて記載したリーフレットを公開しています。さらに細かな条件などもあるため、申請前に確認をお願いします(厚生労働省のリーフレット

小学校休業等対応支援金の申し込み期間・申請先

小学校休業等対応支援金の申し込み期間は、令和2年3月18日~6月30日です。申請先は各都道府県の申請受付先になります。

手続きや問い合わせについては、専用のコールセンターがあります。自分が支援金の対象になるか等、問い合わせは下記の電話番号へどうぞ。

支給要件、申請等の手続のお問い合わせについては、

学校等休業助成金・支援金等相談コールセンター ※土日・祝日含む
0120-60-3999 (受付時間:9:00~21:00)
引用 : 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金(委託を受けて個人で仕事をする方向け)

最後に

テレビで盛んに取り上げられたフリーランスへの支援金。フリーランスの職域は広いですから、話が出た当初は「助かる!」と思っていたフリーランスも多かったかもしれません。

しかし、対象があくまで「子どもの世話で仕事に影響が出たフリーランス」と、支援金の対処がかなり狭くなってしまいました。音楽や演劇など、イベントに携わっているフリーランスの中には「影響が出たけど支援金はなし」という人が少なくないはずです。

ただ、今回、フリーランスにも支援金が出るという事実は、自由な働き方や副業をする人にとっては大きな出来事ではないでしょうか。今後、時代を見据えた新しい副業者やフリーランス向けの制度などが出てくるかもしれません。情報をチェックしていきたいですね。

Web制作会社MODALITY代表、地域メディア「フクブロ」代表、ブランドYUSHIデザイナー他、いろいろしながら生きてます。 感性に響いたも、日常の出来事、自分の考えなどをまとめたいと思います。

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