コロナ禍が落ち着きを見せはじめることにより、下火になっていた飲み会が復活の兆しを見せています。飲み会好きの人にとっては「大歓迎!」ですが、飲み会が苦手な人や億劫な人は正直「勘弁してくれ」と思っているのではないでしょうか。
コロナ禍で飲み会がないことが当たり前になってしまい、そのせいで「今更行きたくない」という人も増えているとも言われています。
ただ、「行きたくない」「苦手」「億劫」が本音でも、どうしても飲み会に顔を出さなければならないときがあります。ビジネスのお付き合いや会社関係、顔合わせや打ち合わせ。この場合だと、どうしても飲み会に顔を出さなければいけませんよね。
行きたくない飲み会に顔を出さなければならないときはどうすればいいのでしょうか。飲み会が嫌でたまらないとき、億劫なときの対処法を紹介します。
飲み会が苦手!億劫!乗り切るための6つの対処法
飲み会が苦手な人、億劫な人はどのように飲み会を乗り切るべきなのでしょう。
飲み会を乗り切るための6つの対処法を順番に紹介していきます。
・飲み会のメリットを考える
・飲み会の最初の30分だけ頑張る
・飲み会の雑談は「雑」に乗り切る
・気を遣わずに済む席を選ぶ
・無理に話さず聞き役に徹する
・どうしても嫌なら用事を作る
どうしても飲み会に出席しなければならないときは、6つの対処法から自分に合いそうな方法を試してみてください。
対処法①飲み会のメリットを考える
飲み会が好きではない人にとって飲み会はデメリットの塊と言えるかもしれません。しかし、飲み会はデメリットだけではありません。チャンスを掴める、人脈を作れるといったメリットもあります。
飲み会が苦手な人はデメリットではなくメリットの方に目を向けてみてはいかがでしょう。
メリットに目を向けることで「飲み会にも意味がある」「飲み会で自分にもメリットがある」と考えられるかもしれません。飲み会のメリットが感じられれば、特にビジネスの飲み会などは「これも仕事」「良い仕事で出会えるかもしれない」「今日の飲み会の面子から仕事が回ってくるかもしれない」という気持ちで対処できるのではないでしょうか。
飲み会のときに嫌になったら、ひたすら自分自身にメリットを言い聞かせることもポイントです。自己暗示に近いかもしれません。
飲み会が嫌でたまらないときは、飲み会のはじまりから終わりまで個人事業主やビジネスマンの仮面をかぶってしまいましょう。飲み会を営業活動の一環と考えて乗り切ることで対処する方法です。
この対処法は「仕事だと思えばわりと外面が使える」という人にはおすすめです。割り切りが重要になる対処法かもしれません。
対処法②飲み会の最初の30分だけ頑張る
飲み会が苦手な人の中には「いつ終わるか分からないから」「二次会、三次会とだらだら続くから」を理由として挙げる人もいます。
いつまで続くか分からないだらだらした飲み会。拘束時間がいつまでか分からない。だからこそ苦手で、我慢し続けることにも限界があると思ってしまうわけです。飲み会が苦手な理由も人それぞれですよね。
飲み会のだらだらした雰囲気が苦手な人や、いつまで拘束されるか分からず苦手という人は、最初の30分だけ頑張ってみてはいかがでしょう。「最初の30分だけ」と考えれば、その時間だけ頑張れば良いわけです。
最初の1時間だけでもいいでしょう。最初の30分あるいは1時間が経過したら「仕事を残しているから」「風邪気味だから」などと理由をつけて帰宅するなど、その場に合わせて対処します。
仕事も「この時間まで我慢すればいい」からこそ、頑張れるのではないでしょうか。飲み会も同じように考えて対処することがポイントです。
なお、類似の対処方法に「最後の30分だけ我慢する」「最後の1時間だけ我慢する」という方法があります。この場合は飲み会に遅れて顔を出し、最後の方だけ我慢して帰るという対処法です。
対処法③飲み会の雑談は「雑」に乗り切る
飲み会になると「人と話すことが苦手だし」「話すことに気をつかう」という人もいます。話す内容や人と話すことに気負い過ぎていないでしょうか。
話す内容を考えてしまう。話す内容に気をつかってしまう。人と話すことが苦手だ。こんな人は確かに飲み会に足を運ぶ際に気が重くなってしまうかもしれません。
人としゃべることや雑談の内容に気をつかってしまうという人は「雑でいい」と発想の転換をはかってはいかがでしょう。
雑談内容などをまともに考えてしまうからこそ気が重いのではないでしょうか。雑談は「雑」と書きます。内容など特に考えなくても良いですし、対応も雑で問題ありません。飲み会の会話やおしゃべりのネタで気をつかうという人は「雑」を心に留めて参加すると気が楽になります。
飲み会の会話が面倒になったら相槌あるいは、「飲みすぎたかな」で済ませてしまいましょう。これでOKと考えれば気が楽になるはずです。
対処法④気をつかわずに済む席を選ぶ
飲み会が苦手という人の中には「周囲に気をつかってしまうから苦手」という人もいるのではないでしょうか。料理は足りているか。グラスが空きそうな人はいないか。会話に入れなさそうな人はいないか。こんなふうに気をつかってしまう人は、飲み会で疲れてしまいますよね。
自分が気をつかうタイプなら、あえて気をつかわなくて良い席を選ぶのも方法のひとつです。
たとえば、戸口に近いとグラスやお皿をまとめてしまう。こんな人の場合は戸口に近い席を避けるのが上策です。飲み会に早めに行って気をつかわなくて良い席を取ってしまうか、「寒がりだから」など適当な理由をつけて飲み会の幹事に良さそうな席を割り当ててもらいましょう。
「図太く生きても大丈夫」と自分に言い聞かせて飲み会に臨んでください。
対処法⑤無理に話さず聞き役に徹する
飲み会が苦手な人の中には「人と話すのが嫌」「酔っ払いと話すのが苦手」という人もいますよね。だからこそ飲み会が嫌という人も少なくありません。
飲み会での会話が嫌なら「無理に話す必要はない」と割り切ってはいかがでしょう。飲み会も時間が経てば対酔っ払いです。相手の話に対して「うん」「そうですか」「なるほど」「勉強になります」などの相槌を駆使して、聞き役に徹してはいかがでしょう。無理に話す必要はありません。
相手が話を振ってくるのであれば、むしろ先に相手が話しやすい話題を振ってしまい、オンステージにして、木聞き役になってしまいましょう。ある程度話を聞いたら挨拶をして退社のごとく挨拶をして飲み会から帰宅するというコースがおすすめです。
徹底して聞き役になって、タイミングを見て帰る。これなら顔も出したことになりますから、「何で来なかったんだよ」と言う人がいても対処できる方法です。
対処法⑥どうしても嫌なら用事を作る
究極の対処法と言えるかもしれません。
ビジネスに関する飲み会でも、頻度が多い場合やどうしても苦手な場合は、ある程度断ってしまっても仕方がありません。ただ、そのまま伝えると角が立ってしまうことがあるため、仕事を口実にするなど、断りの言葉はよく考えましょう。
精神的に負担がかかるよりであれば、かからない方がビジネスでも良い結果を出せることでしょう。飲み会を断ることを「悪い」と後ろめたく思わず、「これも仕事のために必要なこと!」と割り切ってしまいましょう。
割り切りの上で断る。これも一種の対処法になります。
最後に
飲み会が苦手という人や億劫な人は「新型コロナが収束するのが大歓迎だが、飲み会は勘弁して欲しい」と思うかもしれません。
日本のビジネスにはどうしても飲み会がつきもの。長年培われた文化はそう簡単に変わらないと考えられます。だからこそ、飲み会が苦手でも自分なりに試行錯誤して対処するしかありません。
飲み会が苦手な理由は人それぞれです。まずは自分が「飲み会が好きになれない理由」と向き合ってみて、理由に合った対処について検討してみてはいかがでしょう。