こんにちは。ナオヤ(@tsubota708)です。
株投資の利益にふるさと納税は効果的な節税方法の1つです。ただ税金の負担を軽減するだけでなく、返礼品まで受け取ることができる。これがふるさと納税の魅力ですね。
株投資をしている人からご家庭の主婦まで、ふるさと納税をしている人はどんな自治体に寄附をしているのでしょうか。人気の自治体を調べてみました。ランキング&ピックアップでご紹介します。
ふるさと納税の寄附先として人気のある自治体ベスト4
ふるさと納税の寄附先として人気のある自治体は、順位の移動こそあれ、大体同じ自治体が毎年ランクインしています。株投資の税金をおさえようと思っても、「じゃあどこに寄附すればいいの?」という話になりますよね。
人気自治体をおさえて、寄附に迷った時の参考にしてみてはいかがでしょう。投資の際に知っておきたいそれぞれの自治体の産業についても合わせて解説します。
4位 静岡県磐田市
ふるさと納税のランキングで4位にランクインしたのは、静岡県磐田市です。
磐田市の返礼品の種類は非常に幅広く、「あれが欲しい」「こんな返礼品が欲しいな」という色々なニーズに対応できるところが魅力です。ふるさと納税サイトであるふるなびさんの該当ページをチェックすると、2019年2月12日現在の返礼品の種類は221種類。内訳は、海産物から果物、飲料など、様々です。
海産物は熟成したマグロ、果物はメロンが豊富です。どちらも人気のある食べ物です。寄附額1万1千円くらいから受け取ることができるとあって、固定ファンの多い返礼品です。税金負担をおさえることができ、さらにメロンやマグロが食べられる。株投資家にとっても嬉しい話ですよね。
また、磐田市は面白い返礼品を2種類ほど用意していることでも有名です。
面白い返礼品の1つ目は、人間ドッグ。スタンダードな人間ドックから脳ドック、心臓ドックまで、病院での健康診断を返礼品にしています。もう1つの面白い返礼品は、楽器やバイクなど。楽器やバイクを返礼品として豊富に並べている自治体はあまり見られないので、「面白いな」と感じるのではないでしょうか。
楽器の返礼品には、サックスやギター、ピアノなどがあります。バイクの返礼品は、2019年2月12日現在は、電動アシスト自転車などが並んでいます。これらの返礼品は、磐田市の産業と密接に関係しています。
磐田市の第一次産業としてはメロン栽培などが盛んですが、第二次産業としてはヤマハやスズキなどの自動車・オートバイの製造が盛んです。河合楽器の工場があることも知られています。
自治体内で楽器などを作っているからこそ、返礼品として並んでいるわけですね。投資の際に楽器やオートバイの会社が出てきたら、磐田市を思い出してみてはいかがでしょう?
3位 北海道根室市
北海道という自治体は、海産物目当ての観光客が多いところが特徴です。北海道の海産物は新鮮で、高級食材も多いところも特徴ですよね。カニやウニの産地といえば、北海道という印象がないでしょうか。イクラやホタテ、キンキなども有名です。どれも、産地以外で手に入れようとすると、お高いことで有名です。
新鮮さも段違いですので、産地直送で送ってもらえる海産物は、ぷりんぷりん。日が経った海産物特有の臭みもほとんど感じられません。やはり北海道の自治体というと、多かれ少なかれ海産物を期待してしまいますよね。
北海道根室市の返礼品は、ほぼ海産物一色。2019年2月12日現在、ふるなびさんで扱っている根室市の返礼品は、196種類です。そのうち、海産物は191種類となっています。
海産物の内訳は、カニ、ホタテ、イクラ、ウニ、サーモン、キンキなどなど。鮮度の良いサンマならではのお刺身なども並んでいます。海産物大好きなユーザーにとって宝島のような自治体です。
寄附額も1万円くらいからなので、海産物好きには本当にたまりませんね。税金の負担を軽減しながら海産物も楽しみたい人にとっては、凄く素敵な寄附先ではないでしょうか。
根室の産業は、やはり水産業です。海産物の水揚げ量は北海道のみならず、日本でも有数の量を誇ります。最近は養殖事業も行っています。加工なども有名ですね。他に、「北の国から」や「ゴジラ」などの映画で、根室市が登場しています。
2位 宮崎県都農町
都農町は、ふるさと納税ランキングベスト3常連の自治体です。ふるさと納税ユーザーに「お肉の返礼品が欲しい」「ボリュームのあるお肉の返礼品といえば?」と尋ねると、多くの人がこの都農町を挙げることでしょう。
都農町の返礼品は、特に食材系が非常に豊富です。海産物やスイーツ、お酒などもあるのですが、群を抜いて多いのがお肉の返礼品です。ふるさと納税サイトであるふるなびさんでチェックしてみると、2019年2月11日現在の返礼品は、魚介類11種類に対して肉類が121種類!
3㎏の鶏肉やブランド和牛肉350g、豚肉メガ盛り1㎏など、ドーンドーンというダイナミックさが大変に魅力的です。豚・牛・鶏それぞれの肉を、1万円などのキリのよい寄附金額でボリュームパツパツの肉を送ってくれる・・・これは、食べ盛りのお子さんがいるご家庭や、肉好きの人にはたまりませんよね。
都農町は宮崎県の自治体なので、酪農が盛んです。宮崎牛といえばトップクラスのブランド牛として、肉好き垂涎の的です。さらに都農町はブドウの名産地として知られており、ワイン作りも盛んです。都農ワインは国際的な賞も受賞しています。投資の時に都農町の名前が出て来たら、こういった情報を頭に思い浮かべてみてくださいね。
1位 大阪府泉佐野市
ふるさと納税と言えばこの自治体。ふるさと納税を活用している人の中で泉佐野市の名前を知らない人は皆無でしょう。つい先日も、amazonギフト券で全国ニュースになりました。実際に寄附をするかどうかは別として、有名で話題性のある自治体であることは確かです。
泉佐野市の返礼品の特徴は、人気のある返礼品カテゴリを網羅しているところ。ボリュームのある和牛から海産物、野菜セット、ビールまで、「とりあえず泉佐野市に寄附すればいくつかは欲しいものが見つかる」とさえ言われるほど豊富です。担当さんがかなり熱心に情報収集して、他の自治体で人気のある返礼品などをチェックし、バラエティー豊かにしようと努力してきた結果なのでしょう。
泉佐野市の産業としては、特にタオルが有名です。日本のタオルシェアの約50%を占める泉州タオルの本拠地こそが泉佐野市です。
返礼品にも手頃サイズからバスタオルまで、様々な大きさのタオルが並んでいますよ。使い勝手が良くお安いので、家計の味方です。投資家としては、泉佐野市とふるさと納税を結び付けるだけでなく、タオル産業の本拠としても知っておきたいところです。
人気のある自治体の特徴はボリューム・肉・果物・海産物・家電などがキーワード
寄附先として人気のある自治体の共通点は、返礼品のボリュームに力を入れており海産物や肉、果物の中でもコスパの良いものや高級食材を取りそろえている自治体が多いという特徴があります。
加えて、ランキングトップ圏に入る自治体の中には、家電(パソコンなど)の中でも家庭に欲しい返礼品を扱っている自治体もあります。パソコンなどは株投資の必須品でもありますよね。ベスト4からは外れてしまいますが、10位以内に入る長野県飯山市などはパソコンの返礼品で有名です。
人気自治体の順位は年ごとに変わります。今回のランキングは、毎年コンスタントに上位に入って来る自治体を中心に紹介しました。
返礼品も年ごとに変わりますが、ランキング上位の自治体は、多くの人が「欲しい」と思う返礼品のトレンドをしっかりおさえているため、株投資している人がはじめてのふるさと納税をする自治体としても有用です。
迷ったらまずはランキングの自治体の中から選び、ふるさと納税の手続きに慣れると良いでしょう。
amazonの書籍で人気の自治体をおさえておくのも賢い方法
ふるさと納税の返礼品やランキングは年ごとに変わってきます。また、返礼品によって通年のものと季節限定のものがあるという特徴があります。
たとえばメロンなどは、季節物の果物という印象があるのではないでしょうか。実際、ふるさと納税でもその通りで、申し込みシーズンを逃すと返礼品として受け取ることができないケースが多いのです。
株の利益に対してふるさと納税を活用して税金負担を軽減する場合に気をつけたいのは、利益と申し込みたい返礼品のズレです。
ふるさと納税の控除は1月1日~12月31日までの分が2月から3月の確定申告で使うことができます。株の利益は年収と違って「今年はこれだけの収入がある」と分かるわけではないため、ある程度の利益が出てからふるさと納税をすることになります。その際に、欲しかった返礼品の季節は過ぎてしまい、狙い通りに返礼品を受け取ることができないというデメリットが生じることがあるのです。
株で何時頃このくらい儲かる・・・予定を立ててその通りになるわけではないから、ふるさと納税の申し込みタイミングが難しい、寄附額が難しいという話です。
株投資をしている人は、大体のふるさと納税の返礼品シーズンや穴場をおさえておくために、ふるさと納税関係の書籍で自分に合うものを1冊ないしは数冊ストックしておくと便利です。
返礼品や受付シーズンが変わることもありますが、基本的な本が手許にあると「基礎」をベースに、ちょっとした自治体のお知らせを見るだけで情報を補完することができますからね。
人気の自治体や返礼品は、こういった書籍でおさえることができます。株に強い出版社の本もあるので、株の本とセットで手元に置いて使いまわすのもおススメです。
株で利益が確定した瞬間にさっとデスクの横のふるさと納税の本を取り出し、そのシーズンに申し込むことのできる人気返礼品や自治体をチェック→ネットからすぐに寄附という流れが、株投資をしている人たちがよくやっているふるさと納税の流れになります。
2019年にはふるさと納税に新しいルールが生まれる予定です。
ルールが変わっても、基礎的なところを本として持っておけば、総務省の発表などをカンタンにプリントアウトする程度で情報刷新ができます。株投資をしている人は情報収集が得意な人が多いので、基礎本をベースに情報収集をして、ふるさと納税を有効活用する方法がオススメです。
せっかく儲けが出ても、税金でごっそり・・・はもったいないですよ。国が定めたきちんとしたルールで、税金の負担を減らし、総合的なリターンアップを狙っていきましょう!