こんにちは。ナオヤ(@tsubota708)です。
9月24日福井県あわら市の「金津創作の森」にて、「無印良品」などを手掛ける深澤直人さんの講演がありました。
金津創作の森という場所で、深沢さんの話が聞けてとてもよかったです。
講演のタイトルが「旨(うま)そうな県 福井」ということで、食に関することも話があるのかなと思いましたが、大枠はデザインプロセスについてのお話でした。
あくまでも私が感じたことなので、講演の内容と齟齬があるかもしれませんがご容赦ください。
まずは、深澤さんについて
深澤直人(Naoto Fukazawa)
003年Naoto Fukasawa Design設立。イタリア、フランス、ドイツ、スイス、北欧、アジアを代表するブランドのデザイン、国内外の大手メーカーのコンサルティングを多数手がける。「Without Thought」と表現する自身の思想のもとに、人間の無意識をデザインに置き換えるワークショップを開催し続け、2010年で11回目を迎える。米国 IDEA金賞、ドイツ if賞金賞、英国D&AD金賞、毎日デザイン賞、織部賞、Gマーク金賞など受賞歴多数。2007年 ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を授与される。2006年にJasper Morrisonとともに「Super Normal」を設立。21_21 Design Sightのディレクター。2010年グッドデザイン賞審査委員長。武蔵野美術大学教授、多摩美術大学客員教授。著書「デザインの輪郭」(TOTO出版)、共著書「デザインの生態学」(東京書籍)、作品集「NAOTO FUKASAWA」(Phaidon)。近年では「THE OUTLINE 見えていない輪郭」写真家 藤井 保氏との展覧会を開催、同タイトル書籍を出版 (アシェット婦人画報社)。
WORKS
無印良品の製品を多く手掛けている。
自分も、写真にある炊飯器とケトルは東京で暮らす際に購入して、使い勝手の良さを実感した経験がある。
さて、そろそろ本題に入ろう
「旨(うま)そうな県 福井」講演備忘録
写真などはないので、自分の手元にあるメモをもとにまとめていく。
全体の話の内容としては、深澤さんのデザインをするうえで考えていることだった。
その中でも、重要なキーワードだと思うのは「AMBIENT(アンビエント」
AMBIENTは「周囲の」、「環境の」という意味があります。
アウトラインを決めていくなかで、パズル1ピースを用いて説明がされていた。
デザインをするにあたり、1ピースをどんな形にするか、また、どんな色にするか。
というのは、その1ピースをデザインするのではなくその1ピースの環境からアウトラインを割り出していくということだ。
すべての行為は環境が決めているという話があったが、人間の無意識の行為(集合的無意識)を観察することによって落とし込んでいく。つまりは人間の行為からデザインをするということ。
アフォーダンスを見つける。
深澤さんのことばで「雰囲気を作っている」という話があったが、そのモノが、その環境に適合しているかどうか。
「なんかいいよね」→「でしょ」
この流れが生まれるととてもいい。
INTEGRATED DESIGN
INTEGRATED DESIGN、総合設計という風に翻訳されている。
すべての行為にはそれを誘発させる環境がある。
何かをデザインするのにも、環境、風土、価値観、など様々なものを考慮して、アウトライン化していく。
その、見えないつながりを見つけ、その関係性をデザインする。
その他
講演中、深澤さんがデザインしてきた商品をみてきたがどれも自分にも身近なものだったり、様々。
何かを買うという行為は、作り手の意図があって買わされているだけなのかもしれない。
講演の中出てきた人物、ユングとジェームズ・ギブソンの2人。
本読んでみようかなと思う。