ボンボンというお菓子をご存じでしょうか?ボンボンは「食べる宝石」とも言われる美しいお菓子です。ネットではよく琥珀糖などが取り上げられますが、美しいお菓子ならボンボンも忘れてはいけない存在です。
ボンボンは美しいお菓子であると同時に、大人向けのお菓子でもあります。ボンボンには基本的にお酒が使われています。ウイスキーボンボンなどは有名ではないでしょうか。
ボンボンは大人同士の社交の場からギフトまで活躍します。甘いものが好きな方は仕事終わりにひと粒ご褒美にしても良いかもしれません。
この記事では大人向けの食べる宝石菓子「ボンボン」をご紹介します。おすすめのボンボンもご紹介しますので、気になった方はぜひお取り寄せしてみてください。
食べる宝石菓子「ボンボン」とは?
ボンボンとは「お酒を薄い砂糖の膜で覆ったお菓子」です。
一般的には砂糖でお酒を包んだものをボンボンといいますが、現在はいろいろなタイプが販売されており、果物のソースを使ったものやチョコレートで包んでいるものなどもあります。お酒やシロップなどを砂糖やチョコレートなどで包んだお菓子全般をボンボンと呼ぶことがある、と考えれば分かりやすいかもしれません。
ボンボン菓子の発祥はフランスで、ボンボンという名前もフランス語になります。とは言え、フランスではボンボンは日本で販売されているようなボンボン菓子のみを指す名前ではありません。フランスのボンボンはグミやマシュマロ、ガムなども含む広いお菓子の意味で使われています。日本とはちょっと違いますね。
日本のボンボンはお菓子として本国とは違った独自の進化を遂げたと言えるかもしれません。
ボンボンの歴史や逸話
ボンボンは貴族など上流階級向きのお菓子として誕生したと言われています。フランスの王族や貴族はボンボンを楽しみ、ボンボン専用の容器(ボンボニェール)なども作られたそうです。容器に入れて大切にするほど愛され、そう簡単に買えるお菓子ではなかったということですね。
ボンボン専用の容器である「ボンボニェール」は現在でも販売されています。
ボンボンもお菓子の宝石と呼ばれる美しさですが、ボンボニェールも趣向を凝らした美しい作りのものばかりです。ネット通販でも取り扱いがありますので、ぜひ煌びやかなボンボニェールの世界をご覧ください。西洋風のものから、日本の伝統的な焼き物によるボンボニェールなどもあります。
ボンボン自体もギフトとして喜ばれますが、ボンボニェールもギフトにおすすめです。
ボンボンには面白い逸話があります。フランス王であるアンリ四世は常にボンボンを持ち歩いていた王様だったと伝わっています。貴婦人に会うと持ち歩いていたボンボン菓子を貴婦人にプレゼントしていたのだとか。逸話から光景を想像すると、優雅なお菓子という印象を受けるのではないでしょうか。
(ただ、大阪のおばちゃんの飴ちゃん的な光景も想像してしまいますが)
日本でボンボンが販売されはじめたのは明治
日本でボンボンが販売されはじめたのは明治時代だったと言われています。米津凮月堂がリキュールのボンボンを「甘露糖」という名前で販売しました。これが1874年のことです。
ボンボンの中でもウイスキーボンボンが販売されはじめたのは大正だったと言われています。ウイスキーボンボンを販売したのは神戸の菓子会社です。1923年のことでした。
現在のウイスキーボンボンはお店で普通に購入でき、特に高級菓子というわけではありません。ただ、日本で販売されはじめた当初は上流階級や駐留外国人をターゲットにしていたため、高級菓子のひとつでした。
やがてボンボンは日本全国に広がり、現在のように多種多様なボンボンが販売されるようになりました。ボンボンは名前もお洒落で見た目も美しいことから、食べる宝石として自分用やギフト用として人気があります。
おすすめのボンボン5選
食べる宝石と呼ばれる美しいボンボンの中から大人のリラックスタイムやギフトにおすすめの商品を5つ厳選しました。
六花亭(ろっかてい)「六花のつゆ」
北海道のお土産として人気のある「バターサンド」の製造・販売をしている六花亭。洋菓子店としてよく知られる六花亭はボンボンも販売しています。
六花亭のボンボンはペパーミントやハスカップ、梅酒など6種類の味が楽しめるセット。ハスカップは北海道特産の果実です。北海道ならではのボンボンという印象ですね。
梅酒やハスカップなどは果実の風味が鮮やかで、コアントローやブランデーは深いコクが特徴です。ペパーミントも甘さの中に清涼感があり、仕事終わりにすっきりしたいときなどにおすすめです。
パッケージも可愛らしいのでギフトとしても喜ばれますよ。
あめやえいたろう「ボンボンあめ しずく」
美しいケースが人気の あめやえいたろう ボンボンあめ しずく です。
白い箱に植物が描かれており、ふたを開けると絵柄を飾る宝石のようにボンボンが配置されています。ケース、ボンボン共に美しいため、自分の特別のご褒美用にももちろんおすすめですが、綺麗な物が好きな方へのギフトにしても喜ばれます。
あめやえいたろう ボンボンあめ しずく の味は3種類。「日本ワイン」「梅酒」「3年梅酒」の3つです。ワインと梅酒ではケースの絵柄が異なるところも注目したいポイントになります。
俵屋吉富「糖蜜ボンボン」
俵屋吉富のボンボンは季節にあわせていろいろなタイプが販売されます。
たとえば6~8月頃には金魚のかたちをした可愛らしいボンボンが販売され、11月末~クリスマスには雪だるまやクリスマスツリーのボンボンなどが販売さてます。季節行事やその季節の特徴的なものをボンボンにしているのが俵屋吉富です。
大人向けのお菓子ながら、可愛らしさがアクセントとなった素敵なボンボンです。季節のギフトなどにもぴったりですね。
ピエトロ・ロマネンゴ「シュガー・ボンボン」
イタリアの老舗菓子店のボンボンです。ピエトロ・ロマネンゴと言えば果実の砂糖漬けなども有名ですが、ボンボンも人気があります。砂糖菓子を作り続けてきた老舗のボンボンは見た目も風味も唸るものがあります。
ピエトロ・ロマネンゴにはいろいろな味が詰まっているタイプやローズなどのボンボンがあります。ローズボンボンは口に入れると薔薇の花の風味が広がる優雅な一品です。紅茶ともよくあいますよ。
ノムバラ「さくらボンボン」
桜の花のボンボンです。桜といえば日本を象徴するような花。海外の方へのギフトにもおすすめです。
このボンボンの特徴はすべて自然由来の素材で作っているところです。使われているのは、桜、ダマスクローズ、クランベリー、砂糖の4種類だけ。自然由来の花や果実が使われたボンボンは淡い桜色で、優しい味わいです。
ボンボンのおすすめの楽しみ方
ボンボンは美しさや味を1粒ずつ楽しむお菓子です。一気にたくさん食べるのではなく1粒ずつ食べることをおすすめします。
・仕事の終わりに自宅でお茶などを楽しみながら1粒選んで楽しむ
・知人や家族との語らいの際に御茶請けとして楽しむ
このように、ゆったりとした時間の中で「味」「美しさ」を1粒ずつ楽しんではいかがでしょう。大人のリラックスタイムに寄り添う宝石みたいなお菓子、それがボンボンです。
最後に
食べる宝石とも呼ばれるお菓子「ボンボン」についてご紹介しました。
日本国内のボンボンは美しさと美味しさを併せ持った大人向けのお菓子です。仕事が終わった後の一服や月末のご褒美など、自分用として気に入ったものを購入してみてはいかがでしょう。
見ているだけで胸が躍るようなお菓子、それがボンボンです。