喫茶店などでコーヒーを飲もうとすると種類があり過ぎて「どのコーヒーがどのような味か分からない」と頭を抱えることはありませんか。
コーヒーにはかなりの種類があります。コーヒーの種類によって味や香りが違ってくるのだとか。さらに、コーヒーは種類の違う豆をブレンドすることもあるため、余程の通でもない限り「よく分からない」となってしまいますよね。結果、無難によく耳にする種類のコーヒーをオーダーすることも少なくありません。
今回の記事では身近な飲み物であるコーヒーの種類「キリマンジャロ」を紹介します。コーヒーの種類や風味などにも触れますので「コーヒーの種類や違いが分からない」という人はぜひ読んでください。コーヒーの種類を少し理解するだけでも、仕事の合間のティーブレイクが楽しくなりますよ！
コーヒーの主な種類は？
キリマンジャロは喫茶店だけでなく缶コーヒーなどでもよく目にする名前です。コーヒーにはキリマンジャロ以外にもかなりの数の種類があります。
コーヒーの種類の名前の多くは産地名がそのまま使われています。ただ、同じ産地のコーヒー豆でも収穫時期や地域の違いで味が違ってくるところがコーヒーの面白さです。同じ種類でもA町とB町で採れたコーヒー豆では微妙に味が違っているということですね。
キリマンジャロ
日本でコーヒーの代名詞として使われるほど有名な豆です。コーヒーと言われて何となくキリマンジャロを想像してしまう人は多いことでしょう。缶コーヒー、スーパー、コンビニ、喫茶店、専門店、いろいろなお店で目にするコーヒー種類の名前です。
キリマンジャロの産地や風味、色については後の見出しでたっぷり解説します。
ブルーマウンテン
ブルーマウンテンも日本ではよく目にするコーヒー種類の名前ではないでしょうか。缶コーヒーでもお馴染みなので、コーヒーと言われるとブルーマウンテンの方を想像する人もいるかもしれません。
ブルーマウンテンの産地はジャマイカ。風味の特徴は酸味、苦味、甘味、コクのバランスが良いところ。アジのバランスが良いため「酸味が強いコーヒーは苦手」「苦すぎるコーヒーはちょっと」という人でも飲めてしまうのがブルーマウンテンの魅力です。
ブルーマウンテンは味のバランスの良さから「コーヒーの王様」とも呼ばれます。
グアテマラ
グアテマラは名前通りグアテマラ産のコーヒー種類です。グアテマラはコーヒー栽培に向く土壌なので、有名産地のひとつに数えられています。
グアテマラは酸味と甘味の強いコーヒー
豆です。そのため、コーヒー界の果実のような種類になっています。甘味や酸味の強いコーヒーが好きな人におすすめの種類がグアテマラです。
ブラジル
ブラジルで収穫されるコーヒー豆がブラジルです。
ブラジルはすっきりとした苦味と酸味が特徴の種類になります。苦味と酸味はコーヒーという飲み物そのものの特徴でもありますから、実にコーヒーらしいコーヒーとして好まれます。すっきりとした苦味と酸味をどちらも楽しめるため、バランスの良いコーヒーとしても人気です。
コロンビア
コロンビアで栽培されるコーヒー種類がコロンビアです。
コロンビアの特徴は寒暖差の激しい地域で栽培されること。コロンビアのコーヒー豆が栽培されるあたりはアンデス山脈の影響で寒暖差が激しい地域です。寒暖差の中で育まれるコーヒー豆はコクがあり、香りは南国の果実のようだと評価されます。
フルーティな香りを好む人やコクのあるコーヒーを好む人にはおすすめの種類です。また、味わいがマイルドなので、尖った味わいのコーヒーが苦手な人でも飲める種類として知られています。
モカ
モカはイエメンとエチオピアで栽培されるコーヒーです。世界最古のコーヒーとも言われます。モカという名前はコーヒー以外の商品名でも耳にすることがありますよね（チョコレートとか）。
モカとはアラビア半島にある港町です。コーヒーは船乗りの飲み物、航海する人たちの飲み物でもありました。スターバックスのマークには人を魅了する海の魔物サイレンが描かれています。港町、コーヒーの匂い。歴史を感じますね。
モカは強い香りと酸味が特徴です。香りはチョコレートのように濃厚で、酸味は果実のような風味。果実の中でも特に柑橘系に例えられることがあります。濃厚な香りと柑橘のような酸味を楽しみたい人におすすめです。
コナ
アメリカのハワイで栽培されるコーヒー種類です。ハワイの中でもコナ地方でさけ栽培されたものが「コナ」の名前で呼ばれています。
コナは栽培量、流通量ともに少なく、コーヒーの中では希少品種です。日本では喫茶店などで見かけることはありますが、缶コーヒーやスーパーなどではほとんど見かける機会がないはずです。コナがコーヒーに占める割合は1％以下なので、あまり見かける機会がないのも納得ですね。見かけたらぜひ飲んでみてください。
コナの風味は酸味と甘さ。酸味の中に柔らかな甘さがあり、ファンの多いコーヒーです。
キリマンジャロとは？
キリマンジャロは世界三大コーヒーのひとつ。世界三大コーヒーは「キリマンジャロ」「ブルーマウンテン」「コナ」で、中でも特に日本で缶コーヒーやブレンドなどによく使われているのがキリマンジャロです。
コーヒーをほとんど飲まない人でも、キリマンジャロという種類の名前は耳にした経験があるのではないでしょうか。キリマンジャロは喫茶店の名前としても使われています。
キリマンジャロはタンザニアで生産されるコーヒー豆です。コーヒー豆の中では粒が大きいことや水分量が多いところが特徴だと言われます。味は酸味と苦味が強めです。コーヒーをあまり飲まない人や酸味の強いコーヒーが苦手な人からは「すっぱい」と言われてしまうタイプの味ですね。
キリマンジャロのおすすめの飲み方
キリマンジャロは焙煎によってもかなり風味が変わってくるコーヒーです。焙煎を変えると風味が変わるため、まさに一粒で二度、三度と楽しめるコーヒー豆なのです。
コーヒーの焙煎方法は3種類
コーヒーの主な焙煎方法は3種類です。
・浅煎り
・中煎り
・深煎り
焙煎とはコーヒー豆を煎る作業です。コーヒー豆をどのくらい加熱させるかによって味や香りが変わってきます。キリマンジャロはどの焙煎方法でも楽しめるコーヒー豆です。
キリマンジャロのおすすめの飲み方
キリマンジャロは3種類の焙煎方法によって味が変わってきますので、好みの方法で楽しむのが一番です。
たとえば、浅煎りや中煎りの場合は酸味が引き立ち、苦味が少なくなります。酸味を際立たせてすっきり楽しみたいなら浅煎りや中煎りがおすすめです。
キリマンジャロを深煎りにすると、酸味と苦味のバランスがよくなります。多く加熱する分、香ばしさも引き立ちます。香ばしい風味や酸味と苦味のバランスを楽しみたいなら深煎りがおすすめです。
キリマンジャロは缶コーヒーや喫茶店などの定番でもありますから、あえて「自分でコーヒーを作らない」という方法もおすすめです。缶コーヒーのキリマンジャロを飲み比べしても面白いですよ。
最後に
キリマンジャロはコーヒーの一種です。日本では有名なコーヒーであり、世界三大コーヒーのひとつでもあります。
キリマンジャロは入手しやすく、どの焙煎でも楽しめるのが特徴です。缶コーヒーなどでも手軽に手に入りますので「ちょっと休憩したい」というときにおすすめのコーヒーでもあります。
身近なコーヒー、キリマンジャロ。ぜひティーブレイクのお供にしてください。
よくキリマンジャロという銘柄を耳にしますが、知っているけど「どんなコーヒーか分からない」という方は多いのではないでしょうか。コーヒーの中でもキリマンジャロの特徴やおすすめの飲み方を紹介する記事です。
